青森県内における、環境・エネルギー分野でのコミュニティビジネス(CB)の実態調査を行っています
事業名 | 青森県環境・エネルギーコミュニティビジネス発掘事業 |
事業委託者 | 青森県商工労働部 経営支援課 |
事業実施者 | 特定非営利活動法人循環型社会創造ネットワーク (NPO CROSS) |
事業の背景 | 環境保全・教育や、省エネルギーの促進、再生可能エネルギーの活用、循環型社会づくり、低炭素社会づくり等、環境・エネルギー分野での課題が多様化し、その解決には、多様な主体が参画した取り組みが求められています。 |
事業の目的 | 上記の背景を踏まえて、青森県内の環境・エネルギー分野でのコミュニティビジネス(ECB)の実態や事例、その可能性について、網羅的に把握します。 |
調査対象 | 県内の市民団体、市町村、個人、支援団体、企業 |
調査方法 | アンケート調査 700件 ヒアリング調査 20件 |
環境・エネルギーコミュニティビジネス(ECB)とは?
環境保全・教育や、省エネルギーの促進、再生可能エネルギーの活用、循環型社会づくり、 低炭素社会づくり等の、環境・エネルギー分野での課題解決を目的として、草の根的な手法・ 経緯に加え、ビジネス的な手法も用いて、地域単位で行われている取り組みもしくは事業のことです。団体、個人、企業、行政あるいはそれらの連携体など、多様な主体が想定されます。
※ECB=エネルギーコミュニティービジネス
※CB=コミュニティービジネス
事業の趣旨
本事業では、青森県内の環境・エネルギー分野でのCBの実態や事例、その可能性について、網羅的に状況を把握し、事業や主体の掘り起こしを行います。
また、他県での先進事例を踏まえ、いくつかの事例においては支援導入までの環境づくりやコーディネートを行い、今後の支援施策のベースとなるモデルを構築していきます。
事業スケジュール | |
?準備フェーズ (平成22年度1?3月) |
体制整備、調査設計 文献調査 |
?基礎調査フェーズ (平成23年度4?6月) |
アンケート、ヒアリング調査 県外事例調査、基礎調査報告 |
?発掘フェーズ (平成23年度7?9月) |
発掘案件選定・調査 調査報告 |
?コーディネートフェーズ (平成23年度10?12月) |
コーディネート案件選定、支援協議開催 コーディネート報告 |
?モデル化フェーズ (平成23年度1?3月) |
事例収集・整理 モデル化、モデル報告 |
事業の背景
全国的には、地域住民や市民団体がビジネスの手法も活用し、地域課題を解決するCBが注目を集めており、環境・エネルギー分野にもその活動を広げているといわれています。青森県経済の発展のためにも、比較優位産業である環境・エネルギー分野において、裾野を一層広げることが不可欠です。
そのため、青森県内においては、環境・エネルギー分野でのCBの実態や可能性の把握・掘り起し、支援の方法などについて調査・検討することが求められています。
展開のイメージ
例)業者が回収しない家庭からの廃食油を、福祉施設が回収し、燃料化し販売。 循環型社会の構築とともに、授産施設利用者の雇用を確保。
※国のBDF関連省庁:農林水産省、環境省、経済産業省
※リサイクル事業は、廃掃法の関係で規制が多く、一般廃棄物(市町村及び広域圏事業組合)、産業廃棄物(青森県)と担当部署も分かれている。また、排出事業者、収集運搬事業者など、多様な事業者が関係する場合も少なくない。
モデル化(類型化)イメージ
事業 | 廃食油BDF化 | ヨシペレット | りんご集荷施設へのソーラー・トラスト | |
事業要素 | 主体 | 福祉団体 | 環境保全団体 | 青森りんごトラスト |
資源 | 家庭廃食油 | 河口付近ヨシ | りんご集荷施設 | |
手法 | 燃料販売 | 原料供給 | 市民出資 | |
市場 | ボイラー設備 | ペレット工場 | 市民出資者 | |
製品・サービス | BDF(軽油代替) | 粉砕ヨシ | 市民出資の配当をりんごで | |
外部 | 連携 | 食品加工事業者、スーパー | ペレット工場、国交省 | りんご農家、太陽光発電設備業者 |
資金 | 農水省補助 | 自己資金、環境省補助 | 農水省、市民出資 | |
評価 | 環境 | 廃棄物リサイクル/化石燃料低減 | 河口付近環境保全/化石燃料低減 | 太陽光発電 |
経済 | 障害者雇用 | 環境保全コスト分を事業で捻出 | 配当=りんごによる投資・金利負担減 | |
地域 | 行政区域内/地産地消 | 地域内 | 首都圏消費者 |
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有識者会議
本事業では、学識者・専門家からなる有識者会議を設置し、事業の調査手法・対象の検討を行うとともに、調査結果を基に、青森県内の環境・エネルギーコミュニティビジネスの掘り起しと支援の方法などについて、さらに事業化の支援に関わる必要なモデルの構築を検討していきます。
【委員名簿】 (敬称略)
所 属 名 | 職 名 等 | 氏? 名 |
国立大学法人 弘前大学 |
学長特別補佐 (北日本新エネルギー研究所担当) |
南條 宏肇 |
国立大学法人 名古屋大学大学院 環境学研究科 社会環境学専攻 社会学講座 |
准教授 | 丸山 康司 |
特定非営利活動法人 NPO推進青森会議 |
理 事 | 堤 静子 |
▼第一回、第二回、第三回有識者会議の内容をご紹介します。
青森県環境・エネルギーコミュニティビジネス発掘事業 第一回有識者会議
【開催概要】
日 時 平成23年4月22日(金)14:00?15:30
会 場 青森県観光物産館 アスパム 9階 南部
【議事】
1.青森県内のコミュニティビジネスの支援について
2.青森県環境・エネルギーコミュニティビジネス発掘事業
有識者会議設置要綱
3.本事業の概要説明
4.基礎調査について
青森県環境・エネルギーコミュニティビジネス発掘事業 第二回有識者会議
【開催概要】
日 時 平成23年9月2日(金)14:00?16:00
会 場 青森県観光物産館 アスパム 9階 南部
【議事】
1.第一回有識者会議結果への対応(報告)
2.基礎調査報告
3.掘り起し案件の提案
4.今後の予定
青森県環境・エネルギーコミュニティビジネス発掘事業 第三回有識者会議
【開催概要】
日 時 平成24年2月10日(金)14:00?16:00
会 場 青森県庁議会棟5階 A会議室
【議事】
1.第二回有識者会議結果への対応(報告)
2.発掘調査・コーディネート案件報告
3.今後の予定
青森県『環境とビジネスに関する調査』(調査概要)
目的 | 青森県内の環境・コミュニティビジネスの掘り起しのために、事業の概要(取り組み事例)や事業主体(実績等)、事業の可能性、意識などについて、基礎的な調査を網羅的におこないます。 | |
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事業委託者 | 青森県商工労働部 経営支援課 | |
調査実施期間 | 特定非営利活動法人 循環型社会創造ネットワーク (NPO法人 CROSS) |
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調査方法 | 郵送によるアンケート調査 | |
調査対象 | 県内の市民団体、市町村、個人、支援団体、企業 | |
回答方法 | ・事業者 ・協同組合等 |
同封の返信用封筒にて郵送 |
調査票締切り | 平成23年8月10日(水)まで | |
その他 | ご回答いただきました法人・団体・組合・事業者様には、後日、調査結果を送付させていただきます。また、支援や補助に関する情報も提供させていただきます。 |
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目的 | 青森県内の環境・コミュニティビジネスの掘り起しのために、事業の概要(取り組み事例)や事業主体(実績等)、事業の可能性、意識などについて、基礎的な調査を網羅的におこないます。 | |
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事業委託者 | 青森県商工労働部 経営支援課 | |
調査実施期間 | 特定非営利活動法人 循環型社会創造ネットワーク (NPO法人 CROSS) |
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調査方法 | 郵送によるアンケート調査 | |
調査対象 | 県内の市民団体、市町村、個人、支援団体、企業 | |
回答方法 | ・特定非営利活動法人 ・ボランティア団体 ・指定障害福祉サービス事業者等 |
同封の返信用封筒 にて郵送 |
調査票締切り | 平成23年6月30日(木)まで | |
その他 | ご回答いただきました法人・団体・組合・事業者様には、後日、調査結果を送付させていただきます。また、支援や補助に関する情報も提供させていただきます。 |